富良野で農家る! 桃子のローカル日報
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書き入れ時
フライパンのように暑かった6月、7月が過ぎて、ここのところ大雨と盛夏の晴れが
交互にやってきています。

本州の梅雨が明けて、梅雨前線ののこりが蝦夷梅雨をもたらすので
この時期は少し天候が変りやすいというのはいつものことですが
この夏は大雨がたたみかけるようにしてやってくるので、このシーズンはとことん加減を知りません。
ハウスの間の通路に水が溜まり、メロンの根っこを浸してゆきます。それが悪さをします。

建物に入ったり、帽子をかぶったりできる人間はいいのですが
植物は、自分では移動出来ないので、大雨にとことん水を飲まされてお腹いっぱいのところを
一旦晴れてしまえばフルスロットルで働けとお陽様に言われている状態で、なかなか苦しそうにしています。
これは、付近のタマネギや人参の農家さんも同じようにおっしゃっています。

メロンのほうも、雨と陽射しをあびつつ、ところどころはち切れながら頑張っています。
いささか、働きすぎて大きくなりすぎているきらいもありますが、
今までのふんだんな日照が、柔らかく味よいメロンに仕上げてくれています。
なるべくじっくりと味わいを出せるように、ハウスに黒い網をかけて陽射しを抑えながら
ひたすら収穫適期を待つのみです。

また、小玉スイカのトンネルでは、穫れたスイカを運び出そうとするのですが
一輪車のタイヤが、ぬかった地面では何の役にも立たず使えません。
そうなったらどうするのかというと、ひとつひとつ、畑の外にいる人へ投げ渡すのです。
ドッジボールの段階から球技のセンスまったくなしの私は、おのずと投げる方の役をいいつかります。
最初の数十個はともかく、百個2百個となると、だんだん力が抜けてきます。
コントロールを保つのに、ものすごい集中力を使いました。
連日やっていれば少しは耐久力もつくものですが、スイカの収穫は数日置きにしかありません。
結局、最後の方はよれよれになってしまいます。
しかしそのあと、畑で割って食べるスイカは格別です。
ぬるいけれど、包丁を入れるとぱりぱりと音を立て、反り返るように割れるほどに
たまらないみずみずしさです。

なお皆様から連日沢山のご注文を頂き、まことにありがとうございます。

目下、残りが少なくなってきたメロンの世話をしながら、
地元富良野農協への出荷と我がお客様への発送、旭川や帯広方面のカフェへの配達と
大きなメロンを送り出すのに日々奔走しております。
日付の感覚が麻痺していましたが、今は昼も夜もなくなりそうです。

これもあと数日のこと。山積みの事務処理がメロンと同じくらい膨らんでいますが、
最後の1件まで粘り強くこなしていくだけです。
数字や文字のミスが出ないよう、これからより気を付けてまいりますが
不手際がありましたら、すぐお知らせ下さいますように、どうかお願い致します。

また、メールやお電話でうれしいご感想や苦言を頂戴したり、
あちこちの方のブログでわが農園とメロンをご紹介頂きありがとうございます。
忙しさに硬くなりがちな心にしみ、とても励みになります。

自営で、しかも今しか収入が無い業態にしていると、書き入れ時、という言葉がここ数日の私どもには妙にしっくり来ています。
他にも「玉にきず」であるとか「すずなり」であるとか、「粒より」など
農業に携わるようになって急に意味が輝き出した言葉がたくさんあり、はっとさせられることが多々あります。
こういった細かい楽しみひとつひとつを大事にし、積み重ねてゆきながら今後とも働いてゆきたいと思います。
posted by momouyda | 23:06 | 農作業 | comments(0) | trackbacks(0) |
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