富良野で農家る! 桃子のローカル日報
<< 冬の始まり | TOP | 豆のその後 >>
ご近所のお宝
日々、飛ぶように過ぎていきます。
今日の窓の外は、降りそうで降らないどんよりとした雪雲におおわれて、
正午だというのに、夕暮れのようです。これが午後4時になれば、車のライトが一斉にともります。

つい2、3日前、近所の散歩道で大きな雄鹿が死んでいたのを見つけたuydaは
まだ、浮かない顔をしています。
隣の黒牛農家さんの敷地沿いであったので、親方に連絡するとすぐに、
あわれな鹿は草ロールを運ぶ大きなトラクターでひょい、とかかえられて簡単に連れて行かれてしまいました。

死後ちょっと時間が経ち過ぎていて、もう冷たいからこの背中のロース、喰えないなあ、
と一緒に駆けつけた地区のボスはにこにこ嬉しそうにのたまって、皆を楽しませていましたが
あまりに簡単にことが済んでしまったので、私はまあそんなものかな、と思いながらも、
鹿がいた場所から動こうとしないシータにリードを付けて、むりやり連れ帰ったものです。

ところがどういうわけか、uydaのこころにはダメージがきたようです。
第一発見者のシータは、大喜びで夕方まで興奮してなかなか寝付かなかったのに、どうしたことでしょう。

それで悶々とした日を送り、今日になってようやく、ようやく解体工事にかかってくれました。
玄関脇の小屋が、開かずの倉庫になっていて、なんとかしようというのです。

春の嵐にシャッターが弾かれて外側に飛び出したのを、そのまま釘で枠に固定していたので
シャッターは半開きのまま開かず閉まらず。
中にはいっていた肥料を取り出すには、横の窓を外して人間が入り、
僅かに残ったシャッター下の隙間に肥料の袋の隅っこをを必要な数だけ押し込んでおいて、
外に出てから引きずり出すという、まことに使い勝手と腰に悪い状態でした。

見た目もよろしくなかったうえ、また風が吹いたら、
今度は何処からでも破れて飛んでいきそうだったので
いまから壁の波トタンを剥がして屋根だけ残し、薪の保管小屋にしようという訳です。

バリバリ、ガンガンとトタンを剥がし、切り取ってゆくuyda。
厄とか浮かない気分は鉄くずの山と一緒に落としておくれ、と暗い空の下願う私。
課題の薪割りは依然、手つかず。小屋が整ったら、ようやくそれにかかってくれるはずです。
そう思っていたら雀が煙突に入ったので、まだ薪ストーブに火がなかったのは、これ不幸中の幸いだったようです。

私の方は、刈り取った豆を脱穀しようとしていて、
手始めに、家庭菜園の豆たちを豆の姿にしてやりました。
茶豆、白インゲン、早生の黒豆です。
家庭菜園といえど、悠長にひと粒ずつ手で鞘を開けていくような量ではなかったので、
木の丸棒を手に、ばんばんとたたき落としていきます。
カラカラと鈴のように音がする豆たちは、しっかり乾いているので、
ちょっとしたショックを与えるだけで鞘がぱちんと割れ、
勢い良く豆を放つと同時にくるんとカールしてくれるのです。

シートに集めた豆は、ゴミと一緒に唐箕(とうみ)にかけてみました。
唐箕は、ご近所の大地主さん宅で眠りについていたものを、お借りしてきました。
手で回す送風機の風に、豆などの粒とゴミとを少しずつ落とす仕掛けがついていて、
軽いゴミは機械の外へ、豆は重さで2種類に振り分けできるようになっています。
ハンドルこそ鉄の鋳物であるけれども、歯車と調整金具の他はすべて木製です。

動きをともなう道具が、ファンも、仕組みも、外箱も、全てかるい針葉樹でできている
というところがなんとも新鮮で、扱いには思いやりが必要なことがわかります。
ものすごい埃をなんとか掃除して、おそるおそる豆を入れてみました。

そして、右手でハンドルをぐるぐると回しながら、左手で豆の落とし口を少しだけ開けると
勢い良く、下からは豆が、向こう側からはゴミが風にまうように出てきました。
あっけにとられて、ハンドルの勢いがおちると、豆の中にゴミが混じります。
もう一度、最初から豆を入れ直してかけると、今度はきれいに豆だけになりました。

もっと上手く調整すれば、豆も軽いもの重いものの2種類に分けたりできるのでしょうが、
あまりに虫食いの多い今年の豆は、どちらにしてもそのあと一粒ずつ選らなければいけません。
初めて使ったご近所のお宝、素晴らしく早く無駄なく豆をきれいにしてくれそうです。

これともうひとつ、足踏み式の脱穀機と、唐竿(からさお)もお借りしてきたので、
本番である大豆の脱穀で使いこなしていきたいと思っています。
今月半ばまでかかりそうですので、体験したい方がいらっしゃいましたら、
お天気のよさそうなときにどうぞお越し下さい。


posted by momouyda | 11:50 | 農作業 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする










この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
Search this site