富良野で農家る! 桃子のローカル日報
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夏に向けて
日々、流れ星のように、願いを込める間もなく去って行きます。

富良野は今日も雨がちで、寒い一日でした。
桜の便りは、札幌までは来たようですけれども、雨が多くて暗い日々に、
ここではまったくその気配が感じられません。
コブシの花が5分咲きになったところで、すっかり停滞してしまいました。

冷たい雨のうちにひっそりと青みを増して、みるみる元気になって行くのはしたたかな草ばかりで
肝心のビニールハウスは銀色の砂漠でなくなり、不時着した宇宙船のような淀んだ時の中を耐えながら、
メロンは静かに陽射しを待っています。

それでも最初に植えたメロンは、随分とのびてきました。
株元から通路中央に向かって、葉っぱの織りなす緑色のグラデーションを眺めるのが、いつも楽しみです。
先端から伸びるヒゲづるが、何かを訴え、話しかけているような気もします。

人間の方は、そんなときに手出しなどできず、かといって準備を進めたいスイカ畑は水っぽくていじれないので
メロンの苗を少しいじった後は、家の中でそれぞれ机に向かっていました。
uydaは事務手続きに、私はお店で使う看板の下絵を描くのに、それぞれ細かく詰めていたら
一日などあっという間です。
しかし、お陰さまで随分と仕事が進みました。

今年のウエダオーチャードは、富良野の街中にある「フラノマルシェ」にて、メロンを販売します。
我が家にも、棚を貸し出して頂けることになったので
このところずっと、メロンを並べる棚のディスプレイを考えているわけなのです。
我が家のこと、市場を意味するマルシェという和製フランス語に抱いているイメージは熱気球なみに膨れ上がり
いまにも離陸しかねないほどですが
一体その展示台を満たすには、どれくらいのもの持ってゆき、並べたらよいのか
やってみないと解らないことばかりです。

野菜果物はタイミングが勝負ですから、そもそも規模の小さ過ぎる我が家の力では、
大手スーパーのように、いつも同じ物がふんだんにある状態には持って行きようがないので
商品よりディスプレイが勝ってしまうような展開も覚悟しつつ、ベストを尽くしてみます。

贈答用メロン以外にも、摘果メロンや野菜も少し並べますので、
小物を入れるゴムバケツを用意しました。
おなじバケツを30個注文すると、これまたすっかり業者の気分です。
そのほかカラフルな大物用のバケツもいくつか用意しましたので、
いまその使い方を探るべく家のなか、育苗ハウスなど、あちこちに散らばっています。
いま恐らく富良野でいちばんのバケツ長者になりました。

フラノマルシェへの出店は6月からですので、それまでに庭先の野菜が育ってくれるように、
太陽と土に向き合っています。
やがて噴火のようにやってくる夏を待つのみです。

なお、ウエダオーチャードWEBSHOPもリニューアルオープンしております。
開店と同時に、つぎつぎ常連のお客様からオーダーを頂戴しまして、誠にありがとうございます。

今年は育ちのやや早い「ゆめてまり」が最初に穫れます。
このメロンもキングルビーと同じように、味は良いけれども熟すと割れやすいので、
この品種を手がける農家さんはそう多くはないはずです。
珍しく、また北海道らしく、中身は鮮やかなオレンジ色した新品種の「ゆめてまり」も、
どうぞお試し下さいますようお願いいたします。

それでもメロンが穫れるまで、まだ時間がふんだんにありますので
夏のおくりものをお考えでしたら、ぜひご検討下さい。
今年も、ご家庭用のプレゼント企画を続けることにいたしましたので、どうぞお楽しみに。

お客さまからのご注文を、心からお待ちしています。

posted by momouyda | 23:39 | 雑記帳 | comments(0) | trackbacks(0) |
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