富良野で農家る! 桃子のローカル日報
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小さな願い
もうすぐ台風が来るので、急ピッチでビニルハウスを取り込んでいます。

昨年春の嵐で、ハウスはいとも簡単にふっ飛ぶのを見ているし、
ハウスのビニールを貼るときの、風との闘いを散々経験しているので
穏やかなる日々の有り難みを、少しは解っているつもりな私どもは、焦っています。

そうとなればさくさく仕事をすすめたいところですが、
どうにも収穫ですべてを出し切ってしまったuydaも私も、おもうように背中に力が入りません。
動きひとつづつが、ちゃかちゃかした貧乏暇無しそのものから、優雅なるスローライフに変換されています。
嬉しくもないことですけれども、それでもどうにか、なけなしの家財をまもらなくてはと思い
淡々と仕事をこなすこの頃です。

しかも、この作業をはじめたころから、台風に押されてきた気圧のいたずらで
富良野は真夏の暑さを取り戻しています。
ふ、とuydaの姿が見えなくなったとおもったら、スイカ畑で残り玉を割り、むしゃぶりついていました。
一緒になって、割ったスイカの真ん中を食べるのが、いちばんよし。
木についていた時よりは劣りますけれども、昼下がりまでなら
意外と実の中はひんやりとしていて美味しいです。

スイカの成りが良かった今年は、スイカ農家さんが潤ったとのことで、産地は少し明るいです。
しかしながら、春が遅かったのと、夏のちょっとした雨風がもたらすタイミングのせいで
早い時期に穫れたタマネギは、玉が肥る前に強い風が吹いて、
葉っぱの根元がぽきんと倒れてしまい、そのせいで葉っぱが枯れてしまったそうです。
その結果、小さなタマネギが沢山できたようです。

かわいらしいタマネギ、本当ならばきっと少人数のご家庭や、ちょっと凝った料理の好きな方には
重宝されるに違いありません。
ちなみに少人数の家庭、つまり一人ないしは2人の家庭という家族構成は、
今や全体の3/4を占めているのだそうです。

そして我が家も、犬はカウントされないでしょうから、その中に入っています。
したがって、タマネギは寸胴鍋にいつもストックしてあるゆで野菜とその煮汁をつくるのに
欠かせない食材です。小さければ、丸のままで使えて重宝します。
ほかにも、スライスしてサラダに加えれば、ひと玉が一回分となり、そのとき使わない部分の保存の手間が省けます。
もしも時間の余裕ができたなら、瓶詰めのピクルスも作ってみたいのです。

ところが、お商売の話となるとまったく世界は違っていて、
農産物は何でもLサイズが標準です。
聞けば、男性の服もLサイズに標準がおかれているとか。

その部分に一番の値打ちを付けて、そのサイズへの標準化をよしとすることで
時間的、労力的に節約を図るということなのでしょう。
一度に、大量に物を動かし、世に送り出すには、欠かせない要件だと思います。
しかしながら、農家さんから引き取られて行く価格は、特にMサイズよりちいさいと
びっくりするくらい落差を持ったお値段になってしまうとききました。

私共もメロンやすいかと引き換えに、こうした小振りのタマネギをわけていただいたのですが
なんだか、嘆きを味わうようで、もうしわけない心地です。
私はもちろんですが、もっと、こうしたタマネギを求めていらっしゃる方々は
ほかにものすごく沢山いるのではないかと感じるのです。

せめてこれから収穫を迎えるタマネギに、葉っぱが倒れてしまうような強い風や
肥った玉が傷んでしまうような水浸し、といったような被害が
できることならおよばないようにと願っています。
なにしろ、我が家のある鳥沼地区は、メロンやスイカ農家は少数派で、
大半の農家さんがタマネギ畑だからです。
収穫が良ければ、地区全体が気分明るく、そして潤います。

さて、巨大な台風と、地区の神社奉納球技大会が同時にやって来そうです。
私が混ぜて頂いているチームは、いつもかならず最下位のお約束ですけれども
今年ももちろん勝てぬとも、昨年よりも明るい展開になれたらと思っています。
球技大会は神社のお祭りの余興ですので、勝ち負けよりも豊穣の神様を喜ばせてなんぼ。
ご近所のチームメイトな奥様各位、今年も少しながら笑いをもたらしたく思いますので
お付き合い下さいますよう、宜しくお願いいたします。
posted by momouyda | 07:10 | 雑記帳 | comments(0) | trackbacks(0) |
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