富良野で農家る! 桃子のローカル日報
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くさい仲
台風が北上してきました。

ここまで来ると、雨脚は軽くなっているのでそうしつこく被害を出すようなことはなさそうですが
あちらこちらで稲刈り真っ最中なこともあり、農家はみな、何かしら気が気ではありません。
稲は、実ってくると五円玉の図案のとおり、おいしいお米粒の実った重い頭をもたげているので、強い風に弱いのです。
強風に当たって倒れてしまうと、地面からの湿気で水をふくみ、かびてしまうからです。

もう大した作物のない我が家でも、掛けっぱなしの育苗のビニールハウスが、歪んだり飛んで行ったりしないように
すこしは気を配っていなければなりません。
そして、畑の上の用水路の流れをみながら、流木や土砂が土管につまったりしていないか
詰まっていればどけられるか、嵐がくれば、かならず見張りが必要です。

9月の天気は、いつも気まぐれ。晴れた日と嵐とが、細切れにやってきます。
なかなか纏まった仕事は片付かないけれども、雨が降ったら片付けを休んで、ちょっとそこらの温泉へ。
細切れだけれども、そんなちょっとした時間も出来ることがあります。

昨日は、晴れていたけれども地域の地鎮祭でした。
出かけたuydaのいない間に、これはチャンスとばかり、私はじっくり腰を据えて
干してあったにんにくを畑に植え付けました。

にんにくの収穫は8月初めですが、そこから約40日間の乾燥を経て、
今が植え付け時期になります。
にんにくを1片づつ切り離して、ひとつづつ移植ごてで畑に挿してゆきます。
尖ったほうが上向きになるように、深さ3センチになるように手でちょっと押さえたら、
あとは11ヶ月という時が、にんにくを育ててくれるはず。

香り高きネギ類は、生長がゆっくりなので、これから来年の夏にかけてじっくりそだちます。
あまり手はかからないけれども、収穫前に伸びてきた花を刈るくらいのもので、美味しく豪華なにんにくになるのです。

ほかにも、ネギ科の数ある香味野菜のなかで、我が家はニラとチャイブを育てていますので
この時期の食卓は、この夏の時間と日照がいっぱい詰まった香りがします。

ニラは、とりわけゆっくり育ったもので、昨年春に種から育てはじめ、
いまやっと葉っぱが少し収穫できるようになりました。
小さな株ですが、いま可憐な白い花が咲いています。

チャイブもおなじく、昨年春にから育てたものです。
こちらは昨年も、今年の春も刈り取りができ、
紫色のかわいらしい花がたくさん咲きました。
暑い夏の間は元気を失っていましたが、今また元気な緑を取り戻して、
細くて華奢な葉っぱを秋空にツンツンと突き刺しています。
はさみで使う分だけを取ってきて刻み、コーンスープなど、汁物の仕上げの彩りになります。

さて、こうしていいことばかり書いていると、さぞかし豪勢なキッチンガーデンのようですが
実態は、まったくもってお恥ずかしい状況です。
メロンとスイカ以外は、あくまで本業外としていますので
盛夏に手入れの必要であった庭先の野菜は、じつにみすぼらしい出来ですし
初秋から冬にかけて仕込むべき野菜たち、すっかり手遅れです。
今からでは遅いことはじゅうじゅう感じつつも、草を摘んだり起こしたり、
できるところは畑に手を入れていこうと思います。
今年はこの部分がお留守でしたので、無念をしっかり味わった上で、これから少しずつ充実させたいものです。

こうして独立4年目の夏を経て、いろいろな仕事の内容や質、
uydaとのコンビネーションのとりかたが解ってきました。
至らぬ事の方がまだまだ勝っていますけれども、後退もしていないようです。

今日は嵐がくるまえに、メロンの畑に今年の余分な肥料を吸い上げてもらう燕麦と、
来作のエネルギー源となる見込みの大豆カスとを播きました。
そして、夕方には、小さなジャガイモをたくさん鍋で蒸し、少しつまみ食いしながら気長に皮を剥くと
チャイブをたっぷり入れたポテトサラダに仕立てました。
メインディッシュは、一人分に大振りのにんにく1片を贅沢に使ってポークチャップです。
夕方、ちょっと出歩く用事のあった私からuydaへ、好物のお返しのつもりです。

来年のメロンづくりへの備えは、すでに始まっています。
もう秋が深くて、とうとうストーブに火を入れるほど冷えるようにもなってきました。
収穫だけが農作業、というわけにはいかない、小さく細々とした我が家です。
posted by momouyda | 00:17 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
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